伊藤 洋志「ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方」仕事ではなく生き方こそナリワイ

伊藤洋志
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仕事ではなく生き方であるのがナリワイ。

とはいえ、ナリワイってなんやねんって思うでしょ?いわゆる生業をこの本ではナリワイとして、今の時代だからこその働き方、生き方について書かれています。

定年まで会社に勤め続けることができるのかなーだとか、独立起業したいなーって考えてる人は、一度読んでおくといいんじゃないかなとおもいます。

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究極的な意味での自立

自立って言葉、どういう意味で使っています?自分で腹炊いて稼いだお金で生活していればそれで自立?

今の時代、本当の意味での自立はなかなか難しいとおもうんですよ。社会が成長した弊害でもあるわけですけど、様々なサービスが発達したことでそれに頼らずに生きていくことが難しくなってきてるわけです。誰にも頼ることなく自分一人で身の回りの全てをこなすことが本当の自立だと思うんですよね。

成熟した社会で自立した生活をしようとするとそのハードルはほんとに高い。一番の障害はお金が必要だということです。経済的な成功が必須となるわけ。世の中カネだよカネ。

ただナリワイの考え方では経済的な成功から離れて、オンリーワンな生き方を目指していく、というところにあります。競争をしなくていい分野を活動のステージにすることで、必要以上のお金を使わなくとも自立した生き方を実現するってことです。もともーととくべーつなおんりーわーん。

競争大好き!それこそサイヤ人のような戦闘民族でならガンガン攻めていってもいいんでしょうけど、戦闘力の低い地球人が自立を目指すのなら競争に身を晒すよりも自分だからこそなナリワイに身をおくことがいいんじゃないのってことです。

極端に言っちゃえば自給自足こそが真の自立でしょうけどね。それでもやっぱり自分では制御しきれない環境などにされていくため難しくもなりますが。

ナリワイは仕事ではなく生き方

現代では仕事と生き方はあくまで別のものとして考えられています。あくまで生きるために働く、というのが現代においては基本です。働きたくないでござる。

でも、自分にとってのオンリーワンなナリワイができたのなら、それはもはや仕事の枠から外れてくんですよ。趣味と実益を兼ねちゃうんです。

収益性を度外視することはまぁ厳しいんですけども、それでも収益を第一に考えなくていい状況ってのはすごく楽。収益をそれほど重視せずにただ好きなことをやって生きていこうと思えることに取り組めるのなら、もはやそれは労働ではないよねってこと。

生きていくための仕事ではなくって、生きていくことそのものがナリワイとなるんですね。

ナリワイを薄ら寒いカタカナ言葉で言ってしまえば、スモールビジネスを複数組み合わせた、自己表現も兼ねたワークスタイルとなります。なんかかっこよくねーな。笑

自分という人間をそのまま使った生き方というのが、現代における実質的な自立へとつながっていくのかな?それが理想だよなーとはおもいます。

あなたのナリワイはあなたの中にある

この本に書かれているナリワイの例は、どれも実践的なものばかりです。でも、実践的であるからこそ真似ることが難しいんです。だってナリワイだもん。誰でもできるようなことじゃあナリワイにならないのよ。

それこそナリワイの考え方としては、人のあとを追うようなものはいたずらに競争を生むだけで、それはもやはナリワイの趣旨からははずれちゃう。

別にあなたじゃないとできないってわけじゃなくても、でもあなたがやることでそれがナリワイになっていく。ナリワイが形になっていくのってそんな時だとおもいます。あくまであなたの中から出てくるもの、それがナリワイです。

自己表現だと考えて、やりたいことに素直になっていけば自然とナリワイができていくのではないかなーと。

お金ではなく、生きていくということに焦点を当てるということ。対価はお金でなく食料などでも構わないわけです。お金にこだわらないことこそ究極の自立といえるかもしれませんね。

それではまたーねー。以上、あぽかる(@apokaru)でした。Yes,I’m Apokaru!