読書家さんてね、なんてーかさみしがりやなんですよ。一人で家でできるような趣味しているくせに。
それもそのはず、読書ってのは作家と自分のコミュニケーションだから。寂しいから、リアルのコミュニケーションの代替として本を呼んだりしてるんだと思うの。たぶんだけれど。
ある意味ではその本を読まない人よりも承認欲求が強いんかもしれないですねー。いわゆるかまってちゃん。
そんなあなたを肯定してくれる一冊がこの千田琢哉さんの人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。です。気分いいですよ~
人生で大切なことを身につける「読書」
この本では読書で身につく力を説明してくれています。行動力、コミュニケーション力、勉強力、仕事力、経済力、成長力。
読書家がなんか妙に高圧的だったり上から目線だったりするのって多分こういうところから。自分はめっちゃ勉強してるねんで!って思っちゃってるのよね。
ただまぁ、実際のところ読書家は間違いなくこれらが身についているんです。自覚的に。無自覚に。
そういう意味では、この本の内容をピンポインでまとめるとすれば、読書は間違いない。これに尽きるんじゃないのっておもいます。
本の読み方を考えるきっかけにも
20代で身に着けたい本の読み方と題して、80の本の読み方が紹介されています。
上で挙げたような読書で身につく力を、本の読み方という観点からなぜそうなっていくのかと語られています。そのあたりは結構具体できです。
中でも、わたしがかなりビビッときたものが2回立ち読みした本は買っておいて間違いないという言葉。
この言葉ってまさにわたしがこの本を購入した理由なんですよ。タイトルに惹かれて一度立ち読みして、でもその時は買わなくって。その後また別の機会で書店に行った時にまた見かけて、上のフレーズを読んでそのままレジに向かってったわけです。単純だなー。笑
まぁでもあれですよ、本が行動に影響を与えるという一つの例を、身を持って体験したわけです。なんて言っておけばわたしの行動も肯定されるのでは?笑
一応、今でもこれは実践しています、これはこれで立ち読みの楽しみ方の一つかもしれない。
実際これまじでそうですよ、立ち読みって本との出会いには欠かせないものですよ。立ち読みこそ必須のツール。
すべての読書を肯定してくれる
本の読み方って人それぞれです。だから、同じ本好き同士でもなかなかどうして、趣味が合わないことってよくあるんです。そのへんは身を持って感じています。
実際、この本の中にもこれってどうなの?ってことも結構書かれています。この手の本にはよくあることでもあるんですけどね。1から10まですべて自分の好みだって本もなかなかないもんです。
でもね、この本はそれすらも否定しないんです。読み方が違っててもいい、共感してもらえなくてもいい。それでも、それすらもすべて肯定してくれるんです。
それこそ、読まなくてもいいって言ってくれるぐらいに。読まれなくても、買った時点で、あるいは手にとった時点でその本は役割を終えたとも。
これって世の積読家は救われるんじゃないですか?積読に悩む読書家って実は結構たくさんいたりするんですもの。
ホントね、本好きにとってこれほどこころ強い本はないんです。人生そのものを認めてもらえてるって感じちゃうぐらいに。大げさか?そんなことはないはず!
この一冊は必読ですよ。本が大好きでたまらないって人にこそね。いかに自分の人生の中で本というものがウェイトが大きいかということを教えてくれますよ。
それではまたー。