ブロガー界隈では知らない人のほうが少ないんじゃないかっていうくらい有名な、わかったブログのかん吉さん。
わたしもブログ始めたばかりの頃なんかに参考にさせていただいたブログの一つで、今でも定期的にチェックしています。
このわかったブログの内容をまとめたものがAmazon Kindleストアで電子書籍で出版されていて、そのうちの二冊がブログ初心者にとってうってつけの内容になっています。
なので、これからブログをやろう、名を上げたろうって人なんかにまず参考にするべき2冊になるんじゃないかなとおもいます。
ということで2冊に書かれていることをざっくりとまとめて、つらつらと感想を書いていきます。
とにかく続けるということ
ブログって誰でもはじめられる一方で、とにかく続かない人が多い。かくいうわたしも実はこのブログはたぶん3つか4つ目くらい。それくらい続かなかった。
というのも、この誰でもはじめられるってのが意外とネックで、なんのリスクもなくはじめられるとまぁいいかってなりやすい。続けられなくても損するわけじゃないから、そこで終わってしまうことが多い。
だから、今でこそはてなでブログを書いているけど、このブログはワードプレスで最初やっていたのを移転してきたもので、最初にサーバー代やドメイン代を払ったことで続けないとお金が勿体無いという、いわゆる損する理由付けができた。
はてなに移行した後も速攻でProで2年契約をして、やはり続けないと損だという風に持っていった。
人間というのは、得することよりも損することにこそ敏感なもので、やり続ける得よりもやらない損のほうがモチベーションに繋がりやすかったりする。
この2冊で書かれているとにかく3ヶ月毎日ブログを書けというのも、やってしまえば簡単なことではあるのだけれどとにかく続かない人が多いのだ。
だから、そういう人はやっぱりなにかしら続けるための動機付けが必要なのだと思う。とりあえずではじめられるのがブログの利点でもあるけれどね。
ただ、「やった組」と「やらなかった組」しかないというのはまさにそのとおりだよね、何事においてもさ。
それで結局今もまたエックスサーバーでワードプレスでブログやってるんですもんね。
読まれるブログに求められるのは読者目線
すっげーいい文章で書かれていても、誰に向けて書いているかわからないような記事ではなんか読んでいてぼんやりとしちゃうんですよね。
だから、ブログ記事に求められるものってのはやっぱり読者目線だと思う。読者がなにを求めてブログを読んでくれているのか、そこを考えてなにを提供するかを考えることで読まれるブログになっていくのだと思う。
SEO対策だけしっかりしてGoogleで上の方に表示されていても、それって読まれるブログではなくてよく目につくブログでしかないんですよね。たしかにそれでPVは稼げるのかもしれないけれど。
提供する側がそれでもいいって思うのであればそれはそれで構わないかもしれないんだけど、でもどうせならなにかしらの価値が提供できるものでありたいし、だからこそ読まれるブログであってほしいと思う。
ブログを人生の起点にするという考え方
ブログというものをビジネス的な観点で見た時、その一番の特徴はストック型であるということだと思う。記事が積み上がっていくことで、相乗効果で価値が積み上がっていく。
ブログに自分の活動などを落としこむことでストックをさせて価値を作り、そこを起点に活動していくという形が取れるようになる。
これって自分がなにをするにしても間違いなく効果があって、新しいことを始めた時にそれをブログで公開することで少なくとも自分のブログの読者にはそれを知ってもらえる。
インターネットという大海の中で、自分の拠点を作れるというのはこれほど心強いことはないのだろうなと思う。
だから、ブログ起業という言葉はブログで生活していくといういわゆるブログ飯ではなく、ブログを起点に事業を展開していくってことなんだろうな。
かん吉さんの文章
こっからは実践的なブログの書き方的な部分。
かん吉さんの文章ってとにかく読みやすい。ムダな装飾とかもなく、すっきりとしていて書かれていることが簡単に頭に入ってくる。誰が読んでも同じように伝わる文章ってのはまさにこんな感じ。
さらにかん吉さんの文章ははっきりと言い切る。曖昧にしない。でもその一方で嫌味がない。
これは読者目線で書かれているからであり、そこには背実さがある。ただヘイトを撒き散らそうと炎上狙いで書いている人とはその根底からして違う。
なんつーか、ブログに求められる文章としてはかなり完成形に近いものになっていると思う。ブログ初心者にとっては間違いなくこの文章の書き方は参考になると思うわけです。
まぁわたしはもう手遅れだけど。このざっくばらんに書きなぐるスタイルが自分のものだと思っているので。
ブログをまとめて電子書籍にまとめて出版するということ
最後にこれを書いておきたい。無料で読めるブログをまとめて出版するなんてどうなのよ、みたいな意見は当然あるんだと思うんだけど。でもこれって、すごく意義のあることだと思うんだよね。
キュレーションメディアなんてものが台頭してくるくらいに、情報というものはまとめられてこそなんぼだと思うんです。散らかった情報は、それ単体だとすごく使い勝手が悪い。
わかったブログも長い期間運営されてきただけあって蓄積された情報量はかなりもの。
わかったブログではカテゴリー分けなんかはしっかりされてはいるんだけど、でもそれを書き手が読ませたいようにまとめるってのには間違いなく意味があるんです。時系列的な面もあるしね。
なので、ブログをまとめた書籍ってのは間違いなく意義があるといえます。架空OL日記とかも好きですしね、わたしは。
ブログ初心者はとりあえず手にとって読もう
まぁなんつーのかね、ブログに本格的に取り組もうって思ってもなかなかなにから手を付ければいいのかわからなかったりするんですよ、実際のところ。
わたしだって見出しだとかメタタグだとか、そういうのは全然わからんかった。とはいえね、そんなものを調べたってじゃあサクサク書けるようになるのかというとそれはまた別の話なんですよね。
それこそSEO的な部分は後からでもいい、いくらでも修正はできるから。それ以前に最低限学ばなければいけないことがあって、そういった心得的な部分を学ぶのにこの2冊はうってつけだと思うわけです。
だからこれからブログを始めようって人はとりあえず手にとってもらっていいと思う。お金を払いたくないならわかったブログを先に見てもらってもいいと思う。
わたしとしてもね、この2冊は実は定期的に読みなおしていたりする。今回この記事を書こうと思ったのも読みなおしたからだし。
それくらいにね、有用な本だってことです。てことでこのへんで。以上、あぽかる(@apokaru)でした。それではまたーねー。