渋谷すばるのソロになってからの最初のアルバム二歳がリリースされました。
関ジャニ∞を抜けて、ソロとなった渋谷すばるがどんな活動をしていくのか、どんな歌を歌うのか。不安と期待半々で、微妙な作品出されても嫌だし、かといってめちゃくちゃいいアルバム出されても寂しく思っちゃうんじゃないか。そんな勝手な思いでこのアルバムのリリースを待っていました。
一通り聴いてみたのでアルバム二歳の感想だったり、すばるが関ジャニ∞を抜けてなにがやりたかったのか、そのあたりについて語ってみようと思います。
紛れもない「渋谷すばる」を感じるアルバム
アルバムリリース前にサブスクリプションサービスなど向けに、ワレワレハニンゲンダ、アナグラ生活、ぼくのうたの三曲が先行配信されていました。
正直なところ、この3曲を聴いた時点でいいアルバムなんだろうなって確信はあったし、わたし自身渋谷すばるの歌がやっぱり好きなんだなってあらためて感じました。
このアルバムを聴いてると、本当に渋谷すばるを感じるんですよね。歌声はもちろん、ハーモニカの音だったり、すばる自身のルーツをしっかりと感じさせるロックサウンドだったり。
そしてなにより、歌詞からめちゃくちゃ渋谷すばるを感じさせられます。ここまで自分のことを歌うのかって驚かされるくらいに。
音楽性的にジャニーズでもできたんじゃないかって感じることはたしかにあるんですけども、これだけ自分のことを歌おうとするとたしかにジャニーズにいたままでは厳しいのかなって思います。
関ジャニ∞は異色なアイドルだったかもしれませんがそれでもたしかにアイドルだったわけで、そこにいたままではここまで自分のことをさらけ出すように歌うことはできなかったかもしれません。
でも、これだけ強くさらけ出して歌ってくれたからこそ安心できたところもあるんですよね。渋谷すばるは全然変わってないなって。
関ジャニ∞時代にわたしたちが見てきた渋谷すばるは決して嘘じゃなかったんだなって安心できました。
もちろん一曲一曲がすごくいいアルバムであったことは間違いなくって、関ジャニ∞の渋谷すばるが好きだった人にはソロシンガーとなった渋谷すばるもめちゃくちゃオススメできます。
ジャニーズ時代よりももっと身近に
二歳を聴いてみて感じたのが、すばるはジャニーズ時代よりももっとファンにとって身近な存在になろうとしているのかなと思いました。
関ジャニ∞というグループはビッグになりすぎていて、どうしてもファンとグループとの間には距離がありました。そもそもライブが基本ドームで、縮小してもアリーナクラスっていう規模感がもはやちょっとバグってる。
そしてジャニーズにはいろいろと制約が多く、なかなか所属タレントの意向が届かないということもあったと思います。
ソロとして活動するようになってからSNSアカウントを開設し、楽曲もデジタルで先行配信を行い、アルバム発売と同時にサブスクリプションでも配信を行うなど、今の時代に合わせた活動を行っています。
これから開催されるツアーも、2000~3000人キャパのホールクラスがメインで、ライブでの物理的な距離もかなり近くなりました。
もしかしたら、ジャニーズ時代のソロツアーではライブハウスのZeppを回るツアーでしたが、そこでフロアとの近さを感じたのも影響したのかもしれません。この距離感で歌いたいと思ったのかもしれません。
歌うことしかできないと叫ぶ渋谷すばるが、自分が歌いたい場所で歌うためにソロになったと思えば、たしかに関ジャニ∞を抜ける理由にはなったのかもしれません。
なにが歌いたいかよりもどこで歌いたいか。それは関ジャニ∞にいたままでは叶わなかったんだろうなと。
これからの渋谷すばるを応援したい
正直ね、ソロになった渋谷すばるに対しての感情はかなり複雑なものでした。
シンガーとしてのすばるは好きだったけど、でもそれは関ジャニ∞という場所で歌っていたからこそで。ソロとなったすばるは果たして自分は好きなのかどうかと。
今でもわたしは、渋谷すばるが一番輝ける場所は関ジャニ∞だったのは間違いないと思っています。でもすばるにとっては、自分が輝ける場所よりも歌いたい場所で歌うことを選んだんだなって思いますし、二歳を聴いたらそれは自然と受け入れられました。
なんというか関ジャニ∞のようにライブにもどんどん行きたいとかってほどではないかもしれないけども、それでもこれからの渋谷すばるを応援していきたいなって気持ちにはなりましたね。
なによりそれだけいいアルバムを作ってくれましたからね、今のすばるはすごくいい状態なんだなって思います。
繰り返すようですが、関ジャニ∞の渋谷すばるが好きだった人にはソロシンガーとなった渋谷すばるもめちゃくちゃオススメです。絶対に聴いてほしいなと思います。
せっかくサブスクでも聴けますからね、それだけ身近になってくれたんですからわたしたちの側からも少しだけ手を伸ばしましょう。
以上、渋谷すばるソロ1stアルバム「二歳」の感想とすばるのやりたかった音楽についてでしたー。それではまたー。